アメリカの政府機関はUFO=未確認飛行物体について、海軍などが撮影した動画など144件を分析。143件は「説明できない」という調査結果を公表しました。一方で“地球外”の可能性も排除していません。
6月25日に公表されたアメリカの情報機関を統括する国家情報長官室の報告書。2004年から今年にかけてアメリカ軍が撮影した動画など、UFO=未確認飛行物体の目撃情報144件を分析した結果です。
「あれUFOじゃないのか?UFOだろう、見ろよ!回転しているぞ!」(米海軍パイロット)
風速60メートルの強風に逆らうように突き進む物体。2015年1月、海軍の航空機が撮影した映像です。物体は途中で回転しているように見えます。別の映像には、画面中央、白く見える物体が高速に飛んでいるように見えます。すべてアメリカ国防総省が公開したもの。
去年8月、アメリカはこれらの物体が“国家安全保障に脅威をもたらす可能性がある”として専門の分析チームを設置し、実態解明に乗り出していました。調査では、UFOを▼鳥や気球などの飛行物体、▼自然現象、▼アメリカ政府や企業の極秘技術、▼中国やロシアなどの軍事技術、▼どれにも分類できないその他、という5つの可能性に分類しました。様々なデータを検証した結果、1件は「空気が抜けた気球」と判明。残る143件については・・・
「その他の事例はいまだ説明できない」(報告書)
「実態を解明できない」と結論づけたのです。アメリカ国民の反応は・・・
「ここハリウッドで話を聞くと、UFOに関する報告書がまとまったというニュースをかなり多くの人が知っています」(記者)
「証明されているかどうかにかかわらず、みんなを怖がらせるので、政府は何か隠していると思う」
「宇宙には私達が知らないことばかりだからUFOを信じる。宇宙に何があるか、私達は何も知らない」
「政府がやれば人々は何でも信じる傾向にあるので、政府が押し付けているんだ」
UFOの目撃情報が多いことから“UFOの里”として知られる福島県飯野町。この町に今月24日、UFOや宇宙人の存在を解明するための国内唯一の研究所が完成しました。初代所長に任命されたミステリー月刊誌「ムー」の編集長・三上丈晴氏は報告書の公表について、「UFOの存在を否定出来ないのは歴史的なことだ」と評価します。
「UFOは絵空事じゃなくて、ちゃんと向き合って調査する必要があると、米軍および米政府ははっきりと認識したということ。地球外知的生命体の乗り物やコントロールする飛翔体の可能性が出てくると、これは非常に興味深くなってくる」(超常現象専門誌 月刊ムー 三上丈晴編集長)
一方、安全保障問題に詳しい専門家は、今回アメリカ政府があえてUFOの存在を否定しなかった狙いについて、次のように推測します。
「報告書の中から最初から宇宙船(UFO)の可能性を全く除外してしまうと、政府がわざと隠そうとしているといった陰謀論に繋がる可能性もあると。いま国内が分裂していると言われている米国ではどのように作用するかわからないので、調査をしたという姿勢を示す必要があった」(笹川平和財団 安全保障研究グループ 小原凡司上級研究員)
報告書では、今後も情報収集と分析を続けていくとしています。(30日23:24)
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